赤い椿白い椿と落ちにけり
河東碧梧桐

徳岡 敬子
美しい風景描写としてとらえ、すなおな気持ちで景色を思い浮かべ、やわらかくゆったりとした表情が出せたらと願い、色彩が重なっている様に立体感を持たせたく、二枚の書を少しずらして重ねるなどして、下の文字が写るように試みました。
60×59cm

髙見 晴惠
この作品は、見えているそこにではなく、実存しない十七文字の内なる世界に実在する細く切った布をインスタレーションすることなのだとおもった。それを実現するためには、ウチとソト、アルとナイのような、相対する双方を同時に見据える眼と同一点にそれらを存在さす力が必要だと思う。私はその為に新たな意識を自身のなかに呼び起こさなければならないだろう。
綿布/インスタレーション