春時雨が濡らす心の傷一条 楠本憲吉 桧垣 伸子 染色作品とのコラボという、初めての経験で、なかなかイメージが沸かず、どう調和させられるか、自分なりに考えて「余白」を意識して作品構成した。 句の内容は、春の俄か雨で憂鬱になり、心の古傷を思い出したというものであり、そのイメージに合うよう、紙は淡いブルーに染め、細身で弾力のある線を出したいと思った。 60×60cm 井隼 慶人 句からのイメージに基づきましたが、思いは色々と拡がりました。 綿布/蠟染160×86cm