爛々と昼の星見え菌生え
高浜虚子

林 浩一
昼の星なのでファンタジーとしてとらえましたが、少々難解な感じでした。
天の星と地の菌は、空間意識と立体感をイメージさせるテーマでしたので、表現方法も紙は重ねて使用し、文字も拡がりを出したく、はみ出して横に、重ねて縦をと試みてみましたが…ご覧の通りです。
60×60cm

小野山 和代
虚子は、このような意味のよくわからない句を残している。批評家は、昼の星を金星とか火星とか解釈しているが、本当のところ昼間に星が爛々と輝いているはずはない。虚子の星を見たような幻想と私の2000年以降の制作テーマ「光」はどこか重なる。
ポリエステル布/布を折りたたむ、染色
145×92cm