石山の石より白し秋の風
松尾芭蕉

山田 静草
白い秋の風=清々しい風のイメージが湧きました。そこで墨色は淡墨、紙は白、マットは薄いグレーと決めました。できるだけ滲みが出ないようにふっくらとした線で表現したいと思いました。
淡墨の魅力を強く感じさせられました。「白い石」と「秋の風」を表わしたつもりですが、拙い作となりました。
60×60cm

山出 勝治
奥の細道より、古くから秋風を白風とも言っていたことから、那谷寺(石川県小松市にある真言宗の寺)の白い奇岩と芒により、秋風の白く澄みわたった物淋しい様を芭蕉の心情をふまえて表現してみたかった。
木綿、化学染料(レマゾール染料)/蠟染
103×123.5cm