あとがき


2001年3月 中野光雄

 37年間勤務した京都市立芸術大学を、今年3月末で定年退職することになりました。それを機会に、大学卒業以来ほぼ40年の聞に制作した作品の内から、自己の歩みの記録として残しておきたい作品を選んで、ささやかな作品集を作ろうと計画して、一年程前から準備を進めておりましたが、やっと刊行にこぎつけることが出来ました。
 ご執筆をお願いしました内山武夫、藤慶之、塩川京子の三人の先生方には、お忙しい中をご執筆いただき、心から御礼申し上げます。
 又、永年にわたって、個展会場で作品を撮影していただいた永野一晃さんと、作品集の計画に当初から相談に乗っていただいた桝仲進さんにも厚く御礼申し上げます。お二人のご協力が無ければ、この作品集をつくることはとても困難なことだと感謝しています。
 作品集が出来上.ってみますと、自分の不勉強さのみが目について反省することばかりですが、私の人生の一つの節目の記録として、これからの人生の糧になればと思っています。